Grandma's life blog

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20220112161347

異界からかかってきた電話のおはなし

今週のお題「怖い話」

異界からかかってきた電話のおはなし
  

 

お盆もそろそろ明けますが

それでもまだまだ暑い日本列島。

 

そこで お金のかからない涼のとりかたを

 ご提案したいと思います。

 

 

「怪談」です。

 

 

 

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これは本当にあったお話なので

コワがりさんはチャッピーの別記事で

くつろいでください。

 

・・・・・・・・・・・・・・ 

 

チャッピーもたま~に経験してますが

すごいのは 祖母とおばと母と妹。

 

この4人は霊感体質で いつも

奇想天外なはなしを提供してくれます。

 

 

 

現在96才の祖母

元雀士 マサエは(存命)

枕元に亡くなった人が立つこともしょっちゅうで

 

近所で飼われていて

死んでしまったペットたちも

 

わかってくれる人がいいのか

大挙して押しよせてくる。

 

 

 

祖母はもともと動物ぎらい。

ふだんは祖母にとって意識すらしていない 

ご近所の犬猫たちが

 

死んで霊体となって祖母のうちに

自由に出入りし

 

寝ている枕元に

「なでてくれ」とやってくる

 

らしい。

 

 

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死んでるくせに 息遣いや体臭もあって

いつも祖母は 

 

 

「わずらわしくて寝てられないよ」

 

 

と 言っていた。

 

 

 

ママ子が小学生のころは

祖父母のうちへ 

 

週末バスにのり 

姉妹であそびに行っていた。

 

週末は 雀士のマサエも忙しく

ようは 近所の麻雀仲間と

徹マンするのだが(孫を置いて)

 

(祖父母の家も怪異の多い家で 

 それはまた別の機会に話すとし)

 

その家で お盆にあった

不思議な話をしよう。

 

・・・・・・・・・・・・・・ 

 

初めて怪異というモノを知った

不思議なできごとだったので

 

とても鮮烈に覚えている。

 

 

それはお盆に 

親戚たちが勢ぞろいした日の

夜ふけのこと。 

 

 

夕食後のお風呂もはいりおわって

大人たちはお酒もはいり

 

のんびりテレビを見ながら過ごしていた。

 

 

 

電話が鳴り 祖母がでて

ほがらかにおしゃべりをはじめた。

 

さいしょは

誰も気にも止めずにいた。

 

 

電話を切ってもどってきた祖母におじが

 

「誰から?」

 

と聞いたように思う。

 

 

そして祖母が 遠縁のだれそれの息子で

 

「たかし」から

 

と 答えたように思う。

 

 

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と そのとき祖母が

急に奇妙な顔をして 

すっと立ち上がった。

 

そして 電話のよこにある 

アドレス帳をめくり 

どこかに電話をかけはじめた。

 

祖母の行動に まったりしていた空気が

すこし緊張していた。

 

みながテレビより

祖母の会話を聞きいっていた。

 

かなり長い時間 話していたように思う。

 

私はことの成りゆきを

子供らしく ぼんやりみていた。

 

 

 

 

電話を終えた祖母が戻ってきて 

まずタバコに火を付け

煙をはきだす。

 

じれたおじさんが 「どうしたのさ」

 

と 話をうながす。

 

 

祖母はおじに顔を向けて

 

 

 

 

「たかしは死んでたよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祖母の話だと 

めったに会うことのない遠縁の息子に

 

「たかし」という人がいて

 

祖母はなんどか

親戚の法事などで会ったことがあり 

 

ひとことふたこと

会話を交わしたことのある

人だったらしい。

 

数年前に亡くなったと聞いたとき

「へ~」と思ったくらいで

 

香典だけは送ったが 

あとは気に留めることもなく

すっかり忘れていたらしい。

 

 

 

電話がきたのは

 

その「たかし」からだった。

 

 

 

「おばさん たかしだよ。元気かい」

 

 

との電話に

祖母も23度しか

会ったこともないのに

 

「たいした付き合いも無いわたしに どうしたんだろう」

 

くらいにしか思わず 

お喋りに付き合ったそうだ。

 

その時とてもおかしなことに

亡くなっていたことが

アタマからぽっかりと抜けていた、と。

 

そして話の内容がおかしかったという。

 

「 なんとかという場所に来ていて・・・

あーだこーだと・・・」

 

脈絡もない中身もないはなしを

のんびり聞かされて

 

「じゃあ」と切れたと。

 

 

 

電話をきって ぼんやりしていた頭が

徐々に現実にかえってきて

 

ハッと思い出した。

 

念のため 親戚に確認の電話をしたら

やはり「たかし」は

亡くなっていた。

 

 

 

 

もしかしたら 他の「たかし」

という知人や親戚がいたんじゃないか

 

それからは集まった親戚たちで 

深夜まで この不可解な電話のことで

アタマをひねっていた。

 

 

 

でも

 

 

 

電話が鳴ったのが22時半ころ。

 

その「たかし」が亡くなったのも 22時半すぎ。

ちょうど お盆のこの時期だったらしい。

 

 

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ただ これで話は終わらない。

 

 

 

それから数年たち 高校生になっていた私が

この話の真相を知りたくて

 

祖母にあの夜のことを聞いてみた。

実際はどうだったのか 

 

どんな話だったのか

詳しく聞きたかったのだ。

 

 

 

が 祖母は 

全く覚えていたなかった。

 

そんな話は知らん。と 

不思議そうなのである。

 

祖母は身内の中で

いちばん記憶力のいい人だ。

(いまだに)

 

 

 

あんなにインパクトが強い話なのに 

なぜ覚えていないのか

そのことが不思議で

 

あの時の状況を事細かく話してみても

まったく覚えていない とのこと。

 

 

 

子供の私は夢でも見て 

それを現実と思ったのだろうか。

 

何か 記憶ちがいをしているのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、絶対そんなことはありえない。

 

あれが夢だなんて思えないし 

記憶ちがいともかんがえられない。

 

 

 

なぜなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たかし」は確かにいたとのこと。

 

そしてやはり お盆の時期に亡くなっている。

 

 

 

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こんな感じで怪談は終了!

 

いかがでしたでしょうか。

涼しくなりましたか?

 

 

 

不思議なことってあるもんです。

話だしたら 尽きない怪談話。

 

今日はこのへんで!

 

 

 

 

 

 

 

 

あ・・電話だ・・・

 

 

 

 

 

 

 

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